長野県天然記念物乳房イチョウデータ
樹高:35m
目通り幹囲:7.0m
推定樹齢:800年
所在地:長野県東筑摩郡生坂村小立野
柱瘤(乳房)は約25本垂れ、最大は長さ2.5メートル、つけ根の周 囲1メートル
昭和40年4月30日指定
伝説
170年ほど前、観音堂が火災で焼失した時、イチョウの木から後光が差し人々は怖くて近づけなかった。焼けた観音様がイチョウに乗り移ったのだという。
信仰
産後乳の出ない産婦が観音様へ祈願し「何年の女乳汁を授け給え、大願成就のお礼参りには、乳の絵馬、木綿で作った乳房、燈明などを奉納します」と誓い、たれている乳房を宮本紙で包み、水引で結び、根元の下枝を折って家へ持ち帰り、一握りの長さに刃物を使わずに折って煎じ、煎汁を何回も飲むと母乳が出るので有名になり、乳房観音と呼ばれるようになった。
奉納された絵馬が堂の内外に32枚残っている。
木綿の乳房は昭和7年には600個もあった。
歴史と伝説、信仰の多い由緒あるイチョウの木らしい。
にもかかわらず、ひっそりと生坂村の集落にたたずんでいる様は、信州らしくていいかもしれません。こんな伝説がある木だと、むやみに枝を折られて、挙句の果てには木が枯れてしまった・・・なんて話よくありますよね。
|